レモン

レモンは
リフレッシュしたい時に
おすすめのエッセンシャルオイル。

学名 Citrus limon
科名 ミカン科
抽出部位 果皮
作用 ・消化促進
・鎮静
・鎮痛
・抗炎症
・うっ滞除去
・腸蠕動運動活性
・抗菌
・血流促進
・肝臓強壮
・腎機能強化
・頭脳明晰(認知機能の賦活)
・収れん
主な成分 ・リモネン
・β-ピネン
・γ-テルピネン
・α-ピネン
・サビネン
・ゲラニアール

ノート5(トップノート)
爽快感5
人氣5
価格1
主成分5

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レモンと相性の良いエッセンシャルオイル

レモンの効果効能


レモンの主な効果効能として

  • 空氣を清浄にする。(芳香浴)
  • 認知機能の活性化。
  • 氣持ちをリフレッシュさせる。
  • 血の巡りを促し滞りを流す。

に期待が持てます。

レモンの
エッセンシャルオイルは
脳の認知機能にも
影響を与えることが
わかっています。


蒸留水,ラベンダー精油,レモン精油の香りを嗅いでいる際のα波量および P300 を測定し,レモン精油の香りではα波量は減少することからリラクゼーション効果は示さないものの,P300 振幅が増大することから,P300 に反映される認知機能の賦活効果を持つことを明らかにしている。

出典:食品の香りが脳機能に与える効果~におい・かおり環境学会誌~

P300...
意思決定の過程で誘発される賦活度の指標となる事象関連電位。思考や認知のまさに結果として、何らかの形で計測された脳の反応のこと。
賦活(ふかつ)...活力を与えること。

レモンの香り

レモンはシャキン!と
活力が湧いてきそうな
ザ・柑橘系な香り。

レモンの香りをわざわざ
活字にするのは難しいですね(^^;)
貴女も身近に感じる
ご存じの香りでしょう。

レモンの近縁種であるシトロン。
シトロンの別名の枸櫞(くえん)は
クエン酸のクエンです。

大航海時代、
コロンブスは壊血病の原因とされる
ビタミンCの欠乏を回避するために
レモンを大量に船に積んでいたそうです。

果実のレモンは匂い消しや
清潔感の維持
にも期待が持てます。

牡蛎にレモン汁をしぼるのは
風味付けの意味合いも大きいですよね。

レモンのエッセンシャルオイルは
レモンの果皮を圧搾して採油します。
ウイルスが氣になるときや
家の空氣を清浄にするには
レモンの香りが役に立ちます。

リフレッシュにもなる
レモンのエッセンシャルオイルは
思考がうまく整理できず
決断力が欲しい時に使いたいですね。

レモンのアロマブレンド(トリートメント)

レモンのアロマブレンドは
デトックス系の
エッセンシャルオイルと。

レモンと相性の良いアロマブレンド
  • グレープフルーツ
  • サイプレス
  • ジュニパーベリー
  • シダーウッドアトラス
  • ティーツリー
  • ローズマリー

です。

ボディトリートメントでは

  1. お仕事終わりに
    足がむくみやすい場合には

    グレープフルーツサイプレス
    ゼラニウムジュニパーベリー
    シダーウッドアトラスなどの
    うっ滞除去のエッセンシャルオイル。
  2. 疲れが溜まり
    思考が滞りがちな場合には
    ローズマリーティーツリー
    のエッセンシャルオイル。

をブレンドします。

1.では

「右と左で大きさがちがう!(さらに足踏みして確かめられて)してもらった左側はすごく軽いのに、してもらってない右側はすごく重い!」

という感想を頂くことも。

2.のティーツリーとの
アロマブレンドでは
首の後ろから肩のライン
(肩井:けんせい)を
トリートメントします。

レモンはこんな人におすすめ


レモンのエッセンシャルオイルは

心にリフレッシュ感が
欲しい貴女におすすめ。

仕事の能率を
上げたいときにもおすすめ。

流れがスムーズに行かないとき、
疲れを感じ始めたとき、
氣持ちに段落をつけたいときには
ぜひレモンの爽やかで甘酸っぱい香りを。

氣持ちのリフレッシュに役立て
フェイシャルにも活用
したいところですが、

水蒸気蒸留法で
採油されたレモンの
エッセンシャルオイル
に限りフェイシャルでの
使用が可能です。

圧搾法で採油した
レモンのエッセンシャルオイルは
皮膚刺激があります。

レモンの香りをフェイシャルにと
お考えの場合は
水蒸気蒸留法で採油された
「フロクマリンフリー」と明記された
エッセンシャルオイルを使用します。

※皮膚刺激(光毒性)とフロクマリンについては後にお伝えしている「レモンの注意点」をご覧ください。

レモンの感想とイメージ

レモンのイメージは
エナジーサーキュレーター。

サーキュレーターとは
扇風機のように遠くまで風を届け
空氣を循環させる機器のことです。

同じ柑橘系のグレープフルーツ
エナジーアロマならば
レモンはそのフレッシュな
エナジーを拡散してくれる
サーキュレーションアロマです。

インドのアーユルヴェーダにおいて
グレープフルーツが
第3チャクラを担うのに対し
レモンは第6チャクラを担います。
(第3チャクラは胃のあたり。
第6チャクラは眉間のあたり。)

胃の不調は感情の未消化と考えます。
(はらわたが煮えくり返る。断腸の思い。腹が立つ。腹をくくる。腹の虫が収まらない。胃腸にまつわる言葉は不安定な感情を表すことが多い。)

感情面の安定にはグレープフルーツを、
思考面の安定にはレモンを活用という
使い分けもできそうですね。

その時の氣分でチョイスできる
自由度の高さもアロマテラピーの
面白いところです。

レモンの注意点

レモンは光毒性に注意します。

レモンを含めた柑橘系の
エッセンシャルオイルには
光毒性を引き起こす
フロクマリン類が含まれています。


光毒性とは、(精油などの)光感作物質を肌につけた状態で日光に当たることで、「色素沈着(シミ)」や「炎症」などの皮膚トラブルが起こること。精油に含まれる成分が紫外線に反応することで起こります。

出典:光毒性・ベルガプテンとは~アロマの研究・調査AEAJ~

柚子風呂の柚子を浴槽内で
潰したときに皮膚がピリピリ
したことはありませんか?
あれが柑橘系の皮膚刺激です。

よく洗い流さなかった翌日に
皮膚が痛痒くなったことが
あるかもしれません。

エッセンシャルオイルは
植物のエキスを凝縮して採油しています。
ベルガモットほどではありませんが
レモンの皮膚刺激は強いので注意しましょう。
原液が皮膚に付かないように注意を払います。